●月参り(つきまいり)・祥月命日(しょうつきめいにち)について
- 故人の月命日に勤める法要を、「月参り」といいます。「月忌参り」とも、「逮夜参り」ともいいます。たとえば、9月20日に亡くなった方の場合、以降の毎月20日が月命日となります。 9月の月命日は、特に祥月命日と呼び、年忌にあたる場合は、年忌法要を勤め、それ以外の年は、祥月命日の法要を勤めます。年忌法要については年忌表をご確認下さい。
- お仏壇には、生花、灯明、お香を供えます。その他、お餅やお菓子、果物などを供えましょう。故人の好物をお供えしたい気持ちも理解できますが、後でご家族でいただけるものを選んでおくと無駄になりません。ご自分の好物こそ、まずお仏壇に供え、お参りが終わってから、お下がりとして召し上がってはいかがでしょう。
- 読経は、20分程度です。ご一緒にお参りしましょう。 お経にはそれぞれ独特の節回しやリズムがあって、慣れるまでは少し難しいかもしれません。慣れてくるととても気持ち良く、清々しく感じられます。 分からないことは、どしどしお尋ね下さい。また、日々の生活の中で嬉しかったことや悩んでいることもお聞かせ下さい。辛く悲しいときこそ、仏法の聞き時です。
●月参り・祥月命日のご注意
- 月参り・祥月命日を希望される場合、あらかじめ、お寺までご連絡下さい。日時の指定は可能な限りお応えしたいと思いますが、土日・祝日やお寺の行事のある日は、お受けできないことがあります。何卒、ご理解下さい。 できるだけ、ご家族一緒にお参りするようにしましょう。
- 月参りは、いつから始めても、いつ終わっても構いません。 お寺は、門徒の皆さまのご懇念によって護持されています。 月参りに伺うエリアは、当山より半径約10km圏内に限らせていただきます。10km以遠にお住まいの方については、近在のお寺をご紹介いたします。左記の地図をご参照下さい。
●月参りのお布施について
- 3000円ほどお包みになる方が、多いようです。
- お釈迦さま在世の時、「貧者の一灯」というエピソードが残されています。布施行をする者の心のありようを問うています。お布施は気持ちでするものです。どうぞご無理のない範囲でお考え下さい。